ヨウそこの若けぇの、ママの言うことを聞いてくれ~!

心折れそうなときも、すべてを投げ出したいときも、それでも強くたくましく笑って生きていこうと決めた、母と息子の愛情日記。3歳の息子との日々のふれあい、母の苦悩や喜びを赤裸々に綴ります。まずは、【message】はじめに。をお読みください。

【message】はじめに。

2017年夏、夫のウツが悪化しました。

 

それでも毎日仕事をして、家計を支えてくれました。

私も毎日家事、育児、パートをこなし、夫のメンタルケアも微力ながら頑張りました。

 

悪化から1年が経ち、ようやく休職できることになりました。

 

私は安堵しました。

 

しっかり休養できれば、体調も回復し、思考力も戻る。

夫自身、落ち着いて今後を考えられるだろう。

少しずつ、ウツを克服出来ればいいな。

 

私と子供が仕事と保育園に行っている間、今後のためにと勉強を始めていました。

尊敬しました。

 

ここまで来たら大丈夫。

あとは信じて待てばいい。

 

 

待ちました。

いつからでしょうか。

夫は宗教に心酔していました。

新興宗教です。

 

毎日お経を唱えます。

1時間以上にわたる日もありました。

家にはその類のグッズが増えます。

気に入ったお言葉があれば、切り抜いてファイリングしたりします。

家に宗教仲間が私を訪ねてやってきます。

少しずつ、集まりに誘われるようになりました。

夫はすでに何度も通っています。

私は行きたくありません。

すると見せたい動画があるとDVDを置いて行きました。

興味ありませんが、夫の勧めで一応見てみました。

特に心は動かされません。

今度は試験を受けてみないかと言われました。

丁寧にお断りしました。

 

1ヶ月程の間に起きた出来事です。

 

私は一気にその宗教に拒否反応が出ました。

いいかげんにして。

やるなら一人でやってて。

それで、少し距離をとって、自分も落ち着く時間が欲しかったのです。

 

夫は不安になったのでしょう。

私を束縛するようになりました。

宗教に関しては一切折れません。

 

ある日の話し合いの後、家で暴れました。

子供も私も暴力は振るわれていません。

でも、怖かった。

 

翌日、荷物をまとめて家を出ました。

2週間ほど実家に身を寄せました。

いっぱい考えました。

実家の家族に相談しました。

夫とも話しました。

冷静でなかったことを認め、暴力は振るわないし信じてほしいと言っています。

子供が家に戻りたがっています。

 

今後の長い人生を左右するほどの決断を、今すべきでないと思いました。

 子供をひとり親にしてはいけないのでは、と思いました。

 

再構築に向けて家に戻ることにしました。

 

 

戻って初めての食卓で、一緒に宗教の集まりに今から行こうと言われました。

 

誘いを受けること自体がストレスです。

それは、何度も何度も夫に伝えていました。

それでも、彼は誘うのです。

家族のため、あなたのためと言って。

 

私は、家を出てまで理解してほしかったことがあります。

それは、信仰も大切だが、相手を思いやる心や夫婦の信頼関係が崩れたら、それは家族として正常な状態とはいえないこと。

相手がNOと言っているのなら、それ以上相手のテリトリーに踏み込んじゃいけない。

例え夫婦であっても。

人と人として、その関係を築く上でのルールではないか、と。

 

だから、私はもう宗教に誘わないでとお願いしていました。

それなのに、隠した地雷をわざわざ踏みに来る夫。

愛してると言いながら、今まで築いてきた関係を壊す夫。

彼はもう、私が愛した彼ではないと悲しくなりました。

「あちら側」に行ってしまったのだと、もう戻ってこないのだと思いました。

 

それでも、彼は私の夫です。

子どもの父親です。 

夫の目が醒めることをどこかで願っています。

でも、もし、このままエスカレートしていくなら、サヨナラすることも考えなければいけません。

そうなったとき、泣いて悲しんでてもお腹は満たされません。

経済力、精神力がなければ子どもを抱えて生きてはいけないのです。

私はいつ、彼とサヨナラしても強く生きていこうと決めました。

 

 

すべては、 子供を守るためです。

幸せにするためです。

どんな未来になったとしても、子供にも強くたくましく生きてほしい。

笑っていてほしい。

そんな生き方の、お手本でありたい。

いっぱい愛情を注いで、子どもを信じて、子どもに依存せず、人と人として良い関係を築きたい。

 

 

そして…

あなた自身望まれて生まれてきて、愛されているんだと、このブログを通して伝えたい。

あなたはまだ、字も読めない子どもだけど。

大人になった時に、今のこともうろ覚えなのだろうけど。

いつか、このブログを見てもらいたい。

もしも、あなたがこのブログを見る時、私が死んでこの世からいなくなった後なら尚更、このブログが、後のあなたの人生の道しるべとなるように。

 

あなたは私の宝物。

守ってみせる。

そしてできれば、笑いながらこのブログを一緒に見る未来を歩みたい。

 

 

2018.11.19

lenon,